微生物から学ぶ! 見えないものが見えるようになる講座の微生物編の第2回目「水田はなぜ2000年以上続いているのか?」を無事開催いたしました。 前回に引き続き、佐賀大学名誉教授の染谷孝先生により講義が行われ、10名ほどの参加者が聴講しました。
持続的農業と微生物の関係性について掘り下げられ、土壌の構成成分や食料自給率などについて、解説していただきました。 講義の中では、参加者の皆さんも「あっ!」と驚くような内容も紹介されました。佐賀県では3世紀以前から水田稲作が行われ、日本で最古の水田は4000年前から実在していたそうですよ。そのほかにも、興味深い話をたくさん聞くことができ、講義後も参加者の皆さんは先生に質問を投げかけたり、お互いに情報交換を行う様子が見られ、温かな雰囲気が流れていました。 ご参加いただいた皆さんの感想を一部、ご紹介します。 ・持続可能な農業を2000年前から日本人はやっていた事実。ローマ帝国は食糧を輸入に頼り自国の農業を蔑ろにしていたこと。日本の輸入大国アメリカ、中国、オーストラリアの農業が持続可能でない事こと。もっと対極に物事を見て実践していかないと思った。 ・今回のお話、わくわくして聞いていたらあっという間でした(笑) 微生物のイラストも可愛くて、身近にいろんな微生物に囲まれているんだなあ〜って嬉しくなりました(笑) こらからのお話も楽しみです。
・日頃あまり触れない「菌との関係性(畑や田んぼ)」や、「水を入れた場合(田んぼ)になぜ連作障害にならないのか」は、目からウロコでした。 私はお米を作った時には、植えて刈り取るだけでしたので、何にもしない農業でした。草はジャンボタニシが食べてくれました。微生物はあらゆる物と共生して、すべての物を生かしてくれている存在だと実感しました。 ・水田が3000年の歴史があることからも、持続可能な農法だと良くわかりました。だからこそ、文明も続いているんだと思うととってもありがたく感じます。水田の水がカビ予防(酸欠)、山水からのミネラル流入など、良いことずくしな水の情報を知ることができてよかったです。火星農業もSFの世界ではなく、近い将来に可能になるかも、と思うと面白いです。土を改めて考える機会になりました。
・牛と微生物の関係性がとても興味深く、なぜ草食になったのかなど、初めて聞く話でとても楽しく学べました。
・水田について、歴史から体系的にわかりやすく学べました。
・微生物が身近になりそうです。 次回の講義は、10月8日㈯です。 アーカイブでの受講もできますので、気になる方は下記のURLをご覧いただき、指定のGoogleフォームから参加申込みをお願いします。 https://www.100nenbond.com/post/biseibutsukouza
本事業は、ジャンピアの支え合う休眠預金事業の助成金をいただいて、運営しています。
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