『人と人がつながる時』と題して100年ボンド農業+福祉コーディネーターの宮田喜代志さんを講師に"見えないものが見えるようになる講座 人づくり編"の第2回目が開催されました。
人づくり編は5回に分けて誰もが相談支援者として、地域で困りごとを持つ人を支援するためのちょっとした知識や技術をお話ししていく予定です。
普段意識しない、人と人がつながるということを改めて考えるきっかけとなりました。
詳細レポートは下の方にまとめています。お時間あるときにどうぞ。
参加した方の感想を一部ご紹介します。
・偶然聴講することになりました。仕事などにも役に立つかなと思い、流れで参加しましたが、我が家が遭遇している問題にジャストフィットな内容でした。まさにセレンディピティで、問題に向き合う糸口を思いがけず掴めたような気がします。貴重な時間をありがとうございました。
・支援者としての心構えと協力関係をつくる7つの原則について今までの自分を振り返りながら話を聞かせてもらいました。特に。第2の原則(支援関係者が公平だとみなされなければ効果的な支援ができない)で上から目線や自分の考えを押し付けていたケースもあったことを反省しながら今後の支援に生かして行きたいと思います。
・お金の贈与があるかどうかに拘わらず支援者・被支援者はめぐり巡ってお互い様、あるいは共通の利益に向かって進んでいけるという感じが最近しています。それは微生物と人間あるいは人間の体内の中の様々な細胞や最近との関係と同じなのかもしれません。
・人の援助に関して、改めて大事なことを再認識できたと思います。ありがとうございました
次回の講義は、11月26日㈯微生物編⑧『土に潜む病原菌〜実はヒトに作られた病原菌!』です。 アーカイブでの受講もできますので、ピンっときた方は下記のURLをご覧いただき、指定のGoogleフォームから参加申込みをお願いします。 https://www.100nenbond.com/post/biseibutsukouza
本事業は、ジャンピアの支え合う休眠預金事業の助成金をいただいて、運営しています。 #休眠預金#JANPIA#支え合うあう多様なコミュニティづくり支援
【講義レポート】
・ペンフィールドのホムンクルス
人間の脳が身体のどの部分の刺激に反応するか表したもの
手がとても大きく、手への刺激が脳に大きく影響している事がわかります。
1 手をつなぐのはだれとだれ?
●あなたは誰か?
・まずは自分を知ることから。他者を介して自分というものを知る。
●自己概念と経験・行動
・私たちが行動を起こし、経験をするためには1)気づき、2)認識の深まり、3)納得・確信、4)新しい行動といった段階を経ている。
●関係とはなにか?
・人間だけではなく、モノや儀式的な事柄も関係
・映画をもとに関係を説明
・情けは人の為ならず、因果応報
●共同のパワー
・アドラー『共同体感覚』
・私たちが生きていく上で、共同体感覚は欠かせず、対人感覚のゴール
・仲間を作り、自分の居場所ができると貢献しようと思うようになる。それが共同体感覚であり、幸福感を抱ける。
・共同体感覚のために必要な事 1)自己受容、2)他者貢献、3)他者信頼
2 人を助けるとはどういうことか?
・エドガーシャイン『HELPING 人を助けるとはどういうことか〜本当の協力関係を作る7つの原則〜』から7つの原則をご紹介
(1)与える側も受け入れる側も用意ができているとき、効果的な支援が生じる。
(2)支援関係が公平だとみなされたとき効果的な支援が生まれる。
(3)支援者が適切な支援の役割を果たしているとき、支援は効果的に行われる。
(4)あなたの言動すべてが、人間関係の将来を決定づける介入である。
(5)効果的な支援は純粋な問いかけとともに始まる。
(6)問題を抱えている当事者はクライアントである。
(7)すべての答えを得ることはできない。
『われわれが、支援者としてもっと有能になれたら、誰にとっても人生がよりよいものになる。』エドガーシャイン
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