『暮らしはどこにある』と題して100年ボンド農業+福祉コーディネーターの宮田喜代志さんを講師に"見えないものが見えるようになる講座 人づくり編"の第1回目が開催されました。
人づくり編は5回に分けて誰もが相談支援者として、地域で困りごとを持つ人を支援するためのちょっとした知識や技術をお話ししていく予定です。
相談支援者って?
障がいのある人もない人もみんなで支え合う社会に必要なものを考える上で、困りごとを抱えるひとの困っていることは何かを理解するために、講座の中では、普段何気なく送る毎日の“暮らし”を紐解いていきました。
◯困り事を抱えた人を支える時、公的なサービスを使って支えられる部分と、そうでない部分があること。
◯その時に地域住民と行政や専門家との協働が必要になること。
◯地域、地域と盛んに言われるけど、それだけでは自然と助け合いの機能が生まれるわけではないこと。
そんなことにも触れられ、”暮らし”は、さまざまな関係性の中にあり、「心」と「心」をどうつないでいくかは、それが「居場所」となっているかどうかにかかっている、というお話がありました。
講師の宮田さんから、普段はなんとなく感じていても、なかなか言葉にならない大事な視点を、とても丁寧な言葉にして表現していただいた気がしました。
この事業では、公的な福祉制度の枠の内側・外側関係なく、困っている人を「ほっとけない」と感じるすべての人を「相談支援者」と呼び、「相談支援者」は「心」と「心」をつないで関係性を作りながら、支え合いの網の目(ネットワーク)を作る人、と位置付けています。
参加した方の感想を一部ご紹介します。
・講座ありがとうございました。 今のシステムからこぼれた人達に、手を差し伸べられる場所は、確かに必要であると感じました。 友人の一人であるような自然な寄り添い、でも、なかなか難しそうです。信頼関係を作る必要があるから。人を理解するのに、役立つ心理学や、哲学の講座を、皆んなで、勉強するのも良いのではと、思いました。
・地域共生社会実現のための人材育成とネットワークづくりの必要性を暮らし(生活)を通じてのお話を興味深く聞かせていただきました。まず身近なところからとと思い、質問・感想の時間帯に隣家の例でサポートしたくてもできない話をしました。しかしながら自分自身のコミュニケーション能力不足を痛感しました。微生物に学んで思いを周りにもっとうまく伝えられるよう人間性を含め、向上させて行きたいと思います。
・人と人が支え合う社会に必要な事がよく解りました。私たちの暮らしは、私たちの心の中にある。が心に残りました。
・「暮らし」の、いつもはあいまいな定義になってしまうものを、定義づけされて行ったこと。助け合いは自然と生まれるものじゃなくて専門家が必要なこと。などが心に残りました。
・暮らしの概念 行政では解決できないことをみんなで支え合う取り組み それを支える人が必要だとわかりました。
・宮沢賢治の詩が、全てを表してますよね^_^
次回の講義は、11月12日㈯微生物編⑦です。 アーカイブでの受講もできますので、気になる方は下記のURLをご覧いただき、指定のGoogleフォームから参加申込みをお願いします。 https://www.100nenbond.com/post/biseibutsukouza
本事業は、ジャンピアの支え合う休眠預金事業の助成金をいただいて、運営しています。 #休眠預金#JANPIA#支え合うあう多様なコミュニティづくり支援
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